※以下方針については、2025年4月3日時点での方針となります。
※以下内容は、受講生用マイページの「お知らせ欄」にも掲載しています。
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今般、ChatGPTなどの生成AIが目覚ましい進歩を遂げています。グロービスでの学習における生成AIの現時点での利用方針についてお知らせします。
■グロービスの教育の考え方
グロービスはビジネスリーダーを目指す皆さんに向けて、能力開発の場を提供しています。
生成AIのビジネスへの活用は注目を集めているテーマの1つであり、進化するテクノロジーを活用する力は大切です。一方で、情報を解釈し、意思決定するための思考力がますます必要になってきています。
グロービスでは、思考力を鍛える手法としてケースメソッドを採用し、課題解決に取り組み、意思決定の模擬訓練を積むことを課しています。意思決定の模擬訓練を生成AIに頼ることは、「課題を見極め、情報を基に意思決定する」というプロセスを自ら完結していない状態とも言え、ケースメソッドを通じて鍛えるべき能力の向上を妨げる危険性があります。
また、教材として配布されているケースを生成AIに入力することは、著作権の侵害ならびに当該ケースの版元や販売会社の規約により禁止されています。
■現時点の方針
グロービスでは適切な学習を行っていただくために、レポートなどの課題を作成する際に生成AIを利用して回答文を作成することを「独力で課題を作成しない不正行為」とみなし、懲戒処分の対象として扱います。十分にご注意ください。
■今後について
グロービスでは、AIを活用した教育手法について、グロービスAI経営教育研究所(GAiMERi)にて研究開発しております。今後、なお一層積極的に取り組むことも考えています。
上述の方針は、あくまで2025年4月現在での状況をもとに記載したものであり、今後適宜アップデートを行う予定です。
■参考
株式会社グロービス スクール受講規約 より抜粋
不正行為
以下の不正行為を行った場合、不正行為の対象が総合評価の算出に関わる課題及び試験の場合、無効扱いとします。加えて、レポートにおける不正行為の場合は、グロービス・マネジメント・スクールの科目は成績を F 評価、グロービス・エグゼクティブ・スクールのプログラムは評価対象外とします。
【中略】
・独力でレポート等の課題を作成しない行為、あるいは他の受講生のレポート等の課題作成を助ける行為(過去の配付資料やアサインメント及びレポート等の課題の参照、スプレッドシートをはじめとする勉強会で共有した分析結果の流用、著作物の剽窃、ならびに作成にあたり他者の助けを借りるなど)。
https://gms.globis.co.jp/entry/kiyaku.pdf
「テクノベートMBAプログラム(日本語)、エグゼクティブMBAプログラム(日本語) 受講規約 第38条」より抜粋
(1)不正行為
下記不正を行った者及び幇助者は、懲戒処分の対象とする。
【中略】
ー独力で課題を作成しない行為(過去のハンドアウト・アサインメント及びレポートの参照、スプレッドシートをはじめとする勉強会で共有した分析結果の流用、著作物の剽窃、ならびに作成にあたり他者の助けを借りるなど)。
https://mba.globis.ac.jp/assets/pdf/admissions/kiyaku.pdf