►「レビューブック」とは?
レビューブックは、エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)およびミドル・マネジメント・プログラム(MMP)の受講期間中に記入いただく振り返りツールです。
「あるべき姿」と「現状」のギャップを明確にし、課題を整理することで、学びを行動につなげることを目的としています。
プログラムの進行に合わせて記入内容や提出タイミングが設定されており、各回でご自身の考えや志を深め、クラスでの対話を通じてさらにブラッシュアップしていきます。
►「レビューブック」の提出時期と設問内容
「レビューブック」の提出時期や設問内容はプログラムごとに異なります。
【エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)の場合】
プログラム期間中に、受講生には全3回のレビューブックを作成いただきます。
共通の問いに繰り返し向き合い、クラスメートとの対話を通じて、考えを深めていきます。
また、Day12を含めた3ヵ月間の学びを改めて振り返り、整理することを目的に、貴社内での「レビューブック4」の実施も推奨しています。
【ミドル・マネジメント・プログラム(MMP)の場合】
プログラム期間中、受講生には全2回の「レビューブック」を作成いただきます。
仕事上の課題を踏まえ、個人としてのアクションの方向性を具体化していただきます。
さらに、Day12を含む3ヵ月間の学びをより深く振り返り整理する機会として、貴社内での「レビューブック3」の実施も推奨しています。
►研修成果を捉えるための「レビューブック」確認観点
Day1(初回)からDay12(最終回)にかけてのレビューブックの記述内容を確認することで、受講生の成長プロセスを把握することができます。特に、以下の観点に着目すると、内省の深まりや行動変容の兆しが読み取りやすくなります。
✓ 学びの体系的習得・引き寄せ
講義やディスカッションを通じて得た知識やフレームワークを、自身の業務や課題に
どう活かしているかが記載されているか。単なる感想に留まらず、学んだことを自分ごと
として引き寄せ、実践知へとつなげているか。
✓ 視座の高まり
現在の職位よりもひとつ上の階層から物事を捉え、自分の役割や行動をより広い視点で
考えられるようになっているか。
自組織における成果の最大化にとどまらず、より大きな組織単位における成果の最大化や、
会社全体の成長を見据えたコメントを述べているか。
✓ リーダーとしての意識や心境の変化
多様な受講生との対話を通じ、新たな気づきが得られているか。自身の言動が周囲に与える
影響や、周囲を巻き込むための工夫・変化・意志が言語化されているか。
以下に、各チェックポイントに該当する実際の記述例をご紹介します。観点ごとに読み進めていただくことで、受講生の内省の深さや成長のプロセスを、より具体的にご確認いただけます。
(例)ミドル・マネジメント・プログラム(MMP)の場合
MMPのDay12のレビューブックでは、以下の設問について記述いただきます。
「3ヵ月間の目標(Day1のレビューブックの内容を再掲)」「学びの整理」「3ヵ月間の変化」
「所属組織のあるべき姿」「現状に対する課題意識」「個人としてのアクションの方向性」
本記述例は、Day12で記載いただく複数設問の回答をもとに、要点をまとめたものとなります。